知らないと損するTOEICパート別時間配分の決定版【脱・塗り絵】

TOEICの時間配分 リーディング対策

TOEICハイスコアを取る人は、どういう時間配分で解いているか知りたい。

時間内に解き終わらず、いつもマークシートを「塗り絵」してしまった。

この記事を読めば、このような悩みを解消することができます。

TOEICで自分のベストスコアを出すためには、リーディング(Part5 Part6 Part7)の時間配分は必須のスキルです。

時間配分ができないと、本来自力で正解が選べる問題を「塗り絵」することになります。逆に、難易度の高い問題に時間をかけた結果、不正解を選んでしまうこともあります。

解けない問題を捨てて時間を節約し、解ける問題に時間をかけた方がスコアが上がります。

時間配分をマスターし、「塗り絵」から卒業することで、最後まで解き終わるスピード感覚を身に付けましょう。

「塗り絵」とは、TOEIC試験で時間が足りなくなり、終了直前にマークシートを塗りつぶす技のこと。マークシートを塗らずに提出するより、スコアを稼げる可能性がある。

TOEICリーディング(Part5 Party Part7)の時間配分のコツ

始めにTOEICのパートごとの時間配分を紹介します。

パート 時間配分 問題数 1問あたりの秒数
Part5 10分 30問 20秒
Part6 10分 16問 40秒弱
Part7 55分 54問 60秒

Part5とPart6の1問にかけられる時間を見ると、あまりにも短くて驚くかもしれません。

しかし、Part7の長文で1問に1分残すためには、Part5とPart6でとにかく時間を節約しなくてはなりません。

また、Part7は55分と長いので、後ほど、もう少し分解して時間配分を紹介します。

TOEICリーディング Part5の時間配分のコツ

TOEIC Part5は10分で解きます。全部で30問出題されますので、1問平均20秒で解くペースです。

TOEIC試験でリスニングが終わり、リーディングが始まるのは、13:46(または13:47)ですので、13:55過ぎにはPart5を終わらせましょう。

 

そんな早く解けるわけない!

と思われるかもしれませんが、初心者であってもこのペースで解くことは可能です。

TOEICの出題パターンはある程度決まっていますので、徹底的に対策をすれば、サクサク反射的に解けるようになります。

また、中には5~10秒で解ける問題もありますので、そういった設問で時間を稼ぎ(節約し)、少し考える問題には30~40秒かけるといったメリハリも必要です。

なお、Part5の約4割は語彙問題(単語)と言われていますので、時間をかけても答えを選べない=知っていればすぐに正解を選べるできる問題です。

解けない問題にはすぐに見切って、自力で解ける問題に時間を残した方が得策です。

Part5の対策についてはこちらの記事を参考にしてください。

関連記事 【TOEICPart5・6】短文・長文穴埋め問題(文法問題)対策 勉強法

TOEICリーディング Part6の時間配分のコツ

次に、Part6ですが、10分で解きます。長文4つに、それぞれ4つの設問があり、16問用意されています。

長文を読みつつ、1問40秒以内に解くかなり早いペースです。しかし、Part6のほとんど(16問のうち12問)は、Part5と同じ知識で解ける問題です。

特に気を付けたいのが、16問のうち4問出題される一文を挿入する位置を選ぶ問題です。

どれも正解のように思えてしまい、気持ちだけが焦って時間だけが過ぎていく状況になりやすいです。

目安として14:05過ぎにはPart6を終わらせておきたいので、このペースを守れない見込みの場合、この一文を挿入する問題を捨てるという覚悟も必要になります。

Part6の対策については、こちらの記事を参考にしてください。

関連記事 【TOEICPart5・6】短文・長文穴埋め問題(文法問題)対策 勉強法

TOEICリーディング Part7の時間配分のコツ

TOEIC最後の砦(とりで)は、Part7の長文問題です。

14:05から15:00(正確には15:01または15:02)の55分で54問解かなくてはなりません。つまり、1つの設問あたり1分のペースで解きます。

Part7の時間配分をもう少し分解してみると、次のようになります。

前半 SP(シングルパッセージ) 25分 29問
後半 MP(マルチプルパッセージ) 30分 25問

Part7 SP(シングルパッセージ)の時間配分

シングルパッセージは長文×10を読み、合計29の設問を25分で解きます。

つまり、1問あたり1分もかけられないので、かなりの速読力が求められるペースですが、最後まで解き終わるためには必要な速さです。

Part7では、長文を読む前に設問に目を通すのが一般的ですが、一度に2~3問を頭に入れましょう。

その上で長文を読めば、長文と設問を行ったり来たりする時間を節約できるので、早いペースで解けるようになります。

はじめは、設問のパターンが頭に入っていないので難しいですが、慣れてくると「ああ、この設問パターンね」とすぐにわかるようになり、2~3問の内容を記憶するのは容易になります。

Part7 MP(マルチプルパッセージ)の時間配分

TOEICの一番最後は、マルチプルパッセージと呼ばれる複数の文書を読みながら、設問に答える問題です。25問を30分で解きます。

マルチプルパッセージさらに分解すると、
ダブルパッセージ 設問5×2セットの10問
トリプルパッセージ 設問5×3セットの15問
です。

ようやく、1問あたり1分以上かけられる段階になりますが、複数の文書から答えを探すため、時間がかかります。

シングルパッセージにも言えることですが、TOEICに出題される長文のパターンは決まっているので、慣れてくると冒頭を読んだだけで話のオチまで想像できるようになります。

また、1セットあたり5問用意されていますので、設問を1つ読んで長文から答えを探していては時間が足りません。必ず2~3問は頭に入れて本文を読むようにしましょう。

関連記事 【TOEIC Part7対策】リーディング長文読解の音読勉強法 解くコツ

まとめ

これらの時間配分は、この記事を読むだけでは決して身に付きません。

このスピード感を意識しながら日々学習を続けることで、ようやく身に付いてきます。

例えば、電車通勤で10分の区間があれば、Part5(30問)やPart6(4長文、16問)をその間で1セット解くというトレーニングは有効です。

細切れのスキマ時間に勉強するからこそ、このスピード感が身に付けやすいとも言えます。

スキマ時間の活用には、スマホ学習がしやすいスタディサプリENGLISHがおすすめです。

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