【目標設定に役立つ】TOEIC点数とレベルの目安【5の視点で分析】

TOEICの点数とレベルの目安 TOEICコラム

 

TOEICのスコアごとのレベルを知りたい!
目標点数の参考になる情報が欲しい。

この記事を読めば、こうした疑問を解消することが出来ます。

結論として、TOEICを受験する目的次第で取得すべきスコアは違います。

これから、(1)英語レベル(2)企業の評価(3)平均点数と分布(4)正答数(5)時間という5つの視点でTOEICスコアのレベル分析しますので、自身の目標点数の参考にしてください。

(視点1) 英語レベル:TOEIC運営機関によるTOEICスコアとコミュニケーションレベルの相関

TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」によると、TOEICスコアのレベルはA(860点以上)からD(220点以上465点以下)までの4段階とされています。

英語でコミュニケーションを図るためには、この相関表の最高レベルとなるAレベル:860点以上を取得しておくことが目安となります。

Aレベル:TOEIC860点以上
Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
Bレベル:TOEIC730~855点
どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。(中略)業務上も大きな支障はない。(後略)
Cレベル:TOEIC470~725点
日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる
Dレベル:TOEIC220~465点
通常会話で最低限のコミュニケーションができる

ここからはサイト管理人の体感です。

Aレベルの860点以上を取得していれば、英語でのコミュニケーションを取るための下地は十分にできています。海外旅行に行っても最低限の意思疎通(特にリスニング)はできますし、留学で毎日英語漬けになることで、スピーキングなどの対話力が一気に伸びるでしょう。

ただ、Bレベル(730点以上855点以下)では、ネイティブがゆっくり話してくれても、うまく会話ができない可能性も高いです。ビジネスで英語を使うには不十分ですし、海外旅行に行っても現地でうまくコミュニケーションができずに苦労する場面も多いです。

したがって、コミュニケーションを取るための英語レベルとしては、TOEIC860点以上(Aレベル)が目安となります。

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(視点2) 企業の評価:人事制度や採用時のTOEICスコア導入事例

少し古いデータですが、TOEIC実施機関が発表している「上場企業における英語活用実態調査 2013年」報告書では、

・グローバル化に対応するため全社員に求められる期待スコア平均は「600点」
・68.6%の企業が国際部門での業務遂行には「700点以上のスコアを期待」
・15.8%の企業で異動、昇進・昇格の要件

とされています。

国際部門の社員であれば700点以上、国際部門でない社員でも600点以上が目安です。

具体的な企業の状況では、楽天では入社までに800点取得が必要ですし、総合商社の三菱商事では管理職への昇進の要件に、双日では人事制度上の海外赴任要件に、それぞれTOEIC730点以上を基準にしています。

ただし、先程の「上場企業における英語活用実態調査 2013年」報告書をよく読むと、実は国際部門に期待するTOEICスコアを900~990点と答えた企業は「11.1%」もありました。

つまり、企業の国際部門で働きたいのであれば、TOEIC900点を取得しておかないと、履歴書で足切りされてしまう可能性もあります。

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(視点3) 平均点数と分布:TOEIC平均スコアとレベルの目安

TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2018 2017年度受験者数と平均スコア」によると、

TOEIC平均スコアは582点
(社会人は平均607点、学生は平均559点)

とされていますので、「平均点が取れればOK」と思っている場合はとりあえずTOEIC600点を目指しましょう。

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なお、スコアレベルごとの受験者の分布は、次のとおりです。

スコア 分布(受験者の割合)
TOEIC900点以上 約3%
TOEIC800点台 約10%
TOEIC700点台 約15%
TOEIC600点台 約19%
TOEIC500点台 約20%
TOEIC400点台 約20%
TOEIC300点台 約10%
TOEIC300点未満 約3%
このため、
・TOEIC900点で上位3%
・TOEIC800点台で上位13%
・TOEIC700点台で上位30%
に入れるということになります。
※実際の分布は、895~、795~と公表されていますが、わかりやすくするため、上の表のように900点台、800点台等と記載しました。正確な分布は、「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2018 2017年度受験者数と平均スコア」や「公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧」(直近の結果が見られます)で確認ください。


TOEICのレベルを知らない人に対して、TOEIC700点で上位30%に入っていると説明できるでしょう。

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(視点4) 正答数:TOEIC点数(スコア)と正答数(正答率)の目安【実例つき】

TOEICは200問で構成されていますが、最低点は10点、最高990点となっており、1問5点で単純に計算できるわけではありません。

また、何問正解すれば何点取れるかは、正確な数字は公表されていません。統計的手法で毎回スコアを算出しているようで、受ける回によって同じ正答率でもスコアは変わってきます。(同じ実力であれば、何回受けても同じ点数になるとされています。)

WEB上で様々スコア換算表が公表されていますが、今回は私の過去の実例から正答率とスコアを紹介してみたいと思います。

 

トータル(正答率) リスニング(正答率) リーディング(正答率)
770点(79%) 390点(82%) 380点(76%)
845点(84%) 445点(88%) 400点(80%)
890点(89%) 460点(91%) 430点(87%)
900点(87%) 480点(94%) 420点(80%)

 

この記事を書いて気づきましたが、900点取得時よりも890点取得時の方が正答率が高かったようです(!)

私の事例からわかるように、回によって正答率と点数が逆転していますので、あくまでスコアと正答率(正答数)の一つの基準としてください。

正答率を計算するためには、TEX加藤先生の「TOEICオタクのブログ」にある「正答数換算表」を使用しました。この正答数換算表は、回によって異なり、ブログの読者から情報を集めて作成されています。私のスコアも10年近く前のもありましたが、当時から正答数換算表を作成されていて驚きました。

(視点5) 時間:必要な勉強時間とTOEIC点数(スコア)【他の資格との比較】

TOEICのスコアアップに必要な勉強時間については「【TOEIC】スコア別勉強時間の目安と学習スケジュールの立て方」の記事で紹介しています。

ここでは、TOEICで550点から850点まで300点スコアアップするために必要とされる「725時間」の勉強時間を他の資格と比較してみます。

なお、550点と850点を選んだ理由は次の通りです。

TOEIC550点:ほぼ学生の受験者の平均点(2017年:559点)
TOEIC850点:ほぼAレベル(≒860点以上)

貴重な時間をTOEICで860点取得するために捧げるか、それとも他の資格を選ぶか参考にしてください。

資格 勉強時間の目安(事前知識なしの場合)
基本情報技術者試験 200時間
宅地建物取引士 300時間
簿記1級 500時間
行政書士 500時間
中小企業診断士 1次試験まで800時間
2次試験含め1,000時間
社会保険労務士 1,000時間
公認会計士 3,000時間

※資格の合格に必要な時間はバラつきがありますので、上記の勉強時間には異論があると思います。

TOEIC点数とレベルの目安まとめ

この記事では、TOEICの点数とレベルの目安について、5つの視点から紹介しました。改めてまとめておきます。
(1) 英語レベル
(2) 企業の評価
(3) 平均点数と分布
(4) 正答数
(5) 時間
TOEICは合格・不合格の試験ではないからこそ、目標の設定が難しい試験です。しかし、通常TOEICで満点を目指すことはないので、自分が満足できるスコアを目標に設定しなくてはなりません。

今回の記事が、TOEICで何点取得するか、自分のゴールを決める参考になれば嬉しいです。

目標スコアが決まったら、教材を調達して勉強を始めましょう。