この記事では、TOEIC860点のレベルと評価、そして860点を達成するための勉強法を紹介します。
もし、現時点でTOEIC700点台に届いていない場合は、「【TOEIC730点】達成する勉強法・英語レベル・難易度(脱600点)」も併せて読んでみてください。
なお、最短距離でTOEICの目標スコアを達成するための教材には、スタディサプリEnglishが近道です。
TOEIC900点を達成した時に管理人が使用したアプリですが、もちろん860点を目指す方にもオススメできます。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
TOEIC 860点 Aレベル(Aランク)のレベル(難易度)と正答率・受験者に占める割合
・どこに出しても恥ずかしくないスコア
・転職にも役に立つ
・90%程度の正答率が必要
・公式データから見るTOEIC860点のレベルと評価(受験者に占める割合)
860点は「Aレベル(Aランク)」
TOEIC730点を達成するための勉強法でも紹介しましたが、「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」では、860点はAレベルとされています。
Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
と言われていて、600点→730点とステップアップしてきた方が次なる目標とする、そして、TOEICで最終的に860点を目標とする方が多いでしょう。
どこに出しても恥ずかしくないスコア
TOEIC860点以上を獲ったら、どこに出しても恥ずかしくないスコアです。
履歴書に書いても評価されますし、職場でTOEICスコアを聞かれても隠す必要もありません。
「TOEIC900以上を獲っている人からは860点は低いと思われるのではないか」と考えるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
TOEICで測ることができるのは、あくまで英語の基礎的な能力があるかどうかですので、TOEICで860点以上はその能力の証明になりますし、860点も900点も大差ありません。
90%程度の正答率が必要
公式データから見るTOEIC860点のレベルと評価(受験者に占める割合)
公式データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2018 2017年度受験者数と平均スコア」によると、845点以上取っているのは、全受験者のうち7.4%だけです。
この記事で取り扱っているTOEIC860点であれば、おおよそ「7%」の受験者が取得していると予測できます。
思ったよりも多いと思ったかもしれませんが、このレベルになると年に何回も試験を受験する人が多いので、「実際に860点以上取得しているのは7%よりもずっと少ない」と言えるでしょう。
団体受験(TOEIC IP)にいたっては、全体の2.8%が845点以上ですので、860点以上を獲得する人がいかに限られた人であるかが良くわかります。
更には、同じ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2018 2017年度受験者数と平均スコア」で紹介されている、海外滞在経験と平均スコアのグラフにおいて、2年以上英語圏に滞在した人の平均スコアは712点ですので、TOEIC860点は海外滞在経験の受験者(平均)よりもスコアレベルが高いことになります。
それくらい難易度の高いTOEIC860点というスコアを取ってみたくなりませんか?
取りたくても取れる点数ではないと思うかもしれませんが、効果的な教材を選び、きちんとした勉強法と戦略に基づいて対策すれば、860点はたどり着ける点数です。
TOEICで860点獲るための戦略(期間と勉強時間)
・勉強時間は250-300時間を目安
・スコアアップのイメージをする
・自分の課題を把握する
目標設定(期間を明確化)
730点から860点に上げるには、600点から730点まで上げるとき以上に、時間がかかると想定します。
おおよその目安として、730点から860点までアップさせるのに、3~4か月かかると思って良いでしょう。
比較的時間をかけて勉強をするため、目標設定が重要となります。
勉強時間は250-300時間を目安
もし、あなたがTOEIC750点前後を取得しているなら、860点を獲得するための勉強時間は250-300時間を目安にしてください。
「TOEICスコアアップに必要な勉強時間まとめ【スコア別】」でも紹介していますが、TOEIC750点の人が850点を取得するためには、275時間が必要とされています。
毎日3時間勉強して、3ヶ月(90日間)でちょうど270時間ですので、これを目安にすると良いでしょう。
スコアアップのイメージをする
この130点をどのように稼ぐかのイメージを持つ必要があります。
リスニングの方がスコアが高くなりやすいこと(平均点でリーディングより50点程度は高くなる)、そして、苦手分野の方が伸びしろがあるということを踏まえて、スコアアップの計画をします。
自分の課題を把握する
・Part2(リスニング応答問題)がほとんど聞き取れなかった
・リーディングで単語がわからなかった
・最後まで解ききれなくて最後は「塗り絵(適当にマークすること)」をした
アビメの分析方法は、詳しく書くと1記事かけるほどですので、ここでは簡単に説明します。
TOEICを受けたことがあるのであれば、自分が苦手にしているPartや問題は何かを理解して、重点的に勉強をすることがスコアアップの近道になります。
TOEIC 860点 達成するための勉強法
・リスニングを極める(Part3とPart4)
・リーディングは「スピード」を身につける
860点レベルの単語を覚える
TOEICを攻略する上で、単語を覚えることは欠かせません。
単語を覚えているだけで解ける問題は増えますし、長文で知らない単語に出会って一時停止するようなこともなくなりますので、時間の短縮にもなります。
かけた時間に対して得られるリターンが大きいので、単語の対策をしておくことを一番オススメしておきます。
覚える単語のレベルと量ですが、TOEIC単語帳で860点を獲るために設定された単語を覚えるようにします。
860点を獲るためには、TOEICで満点を獲るための単語までは覚える必要はありません。
リスニングを極める(Part3とPart4)
TOEICでは、リスニングの方が点数が取りやすい構造になっています。
そして、リスニング100問のうち、Part3で39問、Part4で30問と約7割を占めていますので、この二つを極めることができると、リスニングで450点程度は安定して獲れるようになります。
関連 [TOEIC Part3・4]長文リスニングのパターンと解き方のコツ
そうすると、リーディングで410点を取れば合計860点になりますので、かなり目標達成が楽になってきます。
Part3とPart4の勉強法でのオススメは、シャドーイングです。
シャドーイングは、聞いた音声を少し遅れて口で真似していくトレーニングですが、このトレーニングをするようになって、管理人はリスニングで480点を獲ることができました。
Part3とPart4のパターンや解き方、勉強法についてはこちらの記事で紹介しています。
関連 [TOEIC Part3・4]リスニング全体がスコアアップする勉強法
リーディングは「スピード」を身につける
リーディングについては、最後まで解き終わることができれば、400点以上になってくると言えます。
以前は、リーディングを最後まで解き終わるとリーディングパートで450点獲れるとも言われていましたが、2016年に新形式になってから、リーディングは難しくなりました。
実際、管理人がTOEICで900点獲ったとき、リーディングは最後ギリギリ解き終わった状態でしたが、リーディング420点でしたので、450点を獲るのはかなり難易度が高いです。
具体的には、リーディングを全て解き終わるスピードを身につけることを目標にしましょう。
本文中心の学習で、音読のトレーニングをすることで、リーディングを最後まで解ける(塗り絵をしないで済む)までのスピード感を身につけることができます。
関連 [TOEICPart5・6]短文・長文穴埋め問題(文法問題)勉強法
関連 [TOEIC Part7]リーディング長文読解対策のパターン・勉強法
まとめ
今回は、TOEICで860点を獲るための戦略と勉強法を紹介しました。
860点を超えてくると、英語上級者への道が切り開けますし、英語に対するコンプレックスもなくなってきます。
周囲からも「ハイスコア」と評価されますので、是非このゴールを達成したいですね。
ちなみに、管理人がTOEICで900点を達成できたのは、スタディサプリというアプリのお陰です。
管理人は、860点を超えてから何度挑戦しても900点を達成できませんでしたが、TOEICから離れて2年ものブランクがありましたが、1か月アプリで勉強しただけで900点を獲れました。
最短距離でハイスコアを達成したいのであれば、このアプリを使うことをオススメします。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。