【無料アプリレビュー】mikanTOEIC英単語2500の効果とレベルを解説

無料アプリmikan TOEIC英単語2500 レビュー&評価 おすすめ教材

TOEIC対策に英単語暗記は欠かせません。以前は、市販の単語帳を使って暗記するのが一般的でしたが、最近はスマホアプリがかなり充実してきました。

900点取得者が厳選したTOEIC対策おすすめアプリ9選」の記事でも紹介しましたが、無料の英単語アプリなら、
・スタディサプリ英単語
・mikan
のどちらかがおすすめです。

今回は、英単語アプリmikanの無料で使えるTOEIC2500の使い方を紹介します。

スタディサプリ英単語の使い方はこちらの記事で書きました。

関連記事 【無料アプリレビュー】スタディサプリ英単語でTOEIC単語対策【使い方を徹底解説】

英単語アプリmikanとは

mikanの公式サイトにある「効果的な英語修得方法」によると、特徴は次のとおりです。

まず、mikanというアプリはそもそも以下のような人に向いています。

単語以外はほぼ完璧で、あとは専門単語とかだけ効率的に覚えたいという人
文法や会話以前に、そもそも基礎の単語がわからなさすぎて何が何だか分からない人
mikanはアプリの性質上、SpeakingやWritingなどのアウトプット用というよりはReading, Listeningのためのインプット用です。

見て、聞いてすぐ意味がわかる(もしくはニュアンスから予想できる)ような状態にするのを極限まで効率的にしているのがmikanというアプリです。

 

この特徴をTOEIC対策に置き換えてみます。
・TOEICは単語以外ほぼ完璧な人
・英語の基礎単語が身に付いていない
・SpeakingやWritingなどアウトプットを求めない人
こうした人は、TOEIC単語対策で、mikanを使う価値があります。

特に、TOEICは時間との勝負の試験です。

そのため、mikanの特徴である「単語を見てすぐに意味がわかる状態」まで効率的に学習できる点は、TOEIC向きと言えるでしょう。

無料版mikanで使えるのは「TOEIC英単語2500」のみ(他は有料)

mikanはどれが有料か無料かわからない…

という方も多いですが、mikanの「TOEIC」カテゴリの中で、無料で使えるのは「TOEIC英単語2500」のみです。ミカンのイラストが目印です。

「TOEIC英単語2500」以外の単語帳(下の画像で言うとスピードマスターなど)は全て有料ですので、注意が必要です。

無料版mikanで使えるのはTOEIC英単語2500のみ

無料版mikan「TOEIC英単語2500」のレベルを検証

「mikanのTOEIC英単語2500の全てを覚えなくてもTOEIC900点は取れる」が結論です。

実際にアプリを使ってみましたが、TOEICに頻出の単語もかなり網羅されています。しかし、終盤のレベル(20〜25)になると、TOEIC900点の私でも、初めて出会う単語も結構ありました。

mikanのTOEIC英単語2500は、100単語ずつ、25段階で学習できる設計です。
はじめから2500語学習できるのではなく、レベルごとに「ランクアップテスト」を受け、合格すると次のレベルに進むことができます。

ランクアップテストでは、各レベル100単語のうち10単語が抜粋され、全問正解できると次のレベルが解放されます。レベル25まで解放した際の画面は次のとおりです。

mikan TOEIC2500の全レベルを解放

438単語学習して、苦手な単語は69でした。おおよそ15%程度です。
単純計算で、2500単語学習したら、350〜400単語は「苦手な単語」に分類されそうです。

逆に言うと、この350〜400単語を覚えていない私でもTOEIC900点を達成できたとも言えます。

私は「スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース」でTOEIC単語を勉強しました。
結果、試験では知らない単語はなくなりましたので、無駄なくTOEIC単語を学習できたと思います。

関連記事 【TOEIC900取得】スタディサプリENGLISHの効果を評価&レビュー【口コミで人気】

mikanの特徴(メリット)

ハイスピードで単語を処理できる

mikanの最大の特徴は、高速で英単語を処理(暗記)できることです。

私自身、438単語を約15分(900秒)で学習しましたので、単語あたり2〜3秒しかかかっていません。

TOEICのように時間のない試験では、単語の意味を瞬時に思い出せることが重要です。
このスピード感を身につけるのに向いているアプリと言えるでしょう。

暗記できたか自動で振り分けてくれること

mikanでは暗記できたかを自動で分類

mikanでは、単語学習を続けると次の4つに自動で分類してくれます。

– 完璧に覚えた単語
– ほぼ覚えた単語
– うろ覚えな単語
– 苦手な単語

この分類の基準は公表されていませんが、私の感覚としては少し厳し目な気がします。(瞬時に答えないと「完璧に覚えた」に分類されない)

とりあえず「苦手な単語」を完璧にして、制限時間内に意味を選べるようにすればOKです。

mikanのデメリット

リスニング試験ができない(PRO契約 月額600〜1,000円が必要)

無料版mikanのデメリットのひとつは、リスニング試験ができないことです。

英語音声だけを聞いて意味を選ぶ「リスニング試験」のためには、mikan PROの契約が必要で、
・1か月プラン(1,000円/月)
・6か月プラン(800円/月)
・1年プラン(600円/月)
のいずれかに加入が必要です。

mikanの使い心地が良いと感じ、600〜1,000円/月の価値があると思えれば、契約も良いでしょう。

ただし、無料の「スタディサプリ英単語」であれば、課金することなくリスニング試験もできます。

例文が収録されていない

もうひとつのmikanのデメリットは、例文が収録されていないことです。

確かに、アプリ内で「例文」のアイコンをタップするとweblio英語例文にリンクが飛ぶようになっています。ただ、mikanで紹介されている意味がすぐに出てくるわけではないのです。

例えば、アプリでは”calling”という単語に対して「強い衝動」という意味が当てられています。

mikanで「例文」をタップしてweblioを見ても、すぐにこの意味を理解できる例文は出てきません。

追加でweblio内で「calling 衝動」と検索してみても、納得できる例文は出てきませんでした。

どんな文脈で使われるのかを理解することは、英単語を暗記することに繋がると考えています。個人的に、ピッタリの例文がすぐに見られないのは、単語を暗記するのに痛いです。

ちなみに、callingの「衝動」という意味は、何かをしたい欲求という文脈で使われます。

mikan TOEICとmikan TOEIC上級は別アプリ(有料)

ちなみに、有料版のmikanでは「mikan TOEIC」と「mikan TOEIC上級」という別アプリがあります。どちらも480円で、「スピードマスター」との共同アプリです。

私自身、この2つの有料アプリは実際に使っていないでレビューはできません。

・mikanのスタイルが好み
・スピードマスター(単語帳)が好き
という方は、この有料アプリを使うこともアリでしょう。

無料アプリ mikan TOEIC英単語2500のレビューまとめ

<おすすめできる人>
・TOEICは単語以外ほぼ完璧な人
・英語の基礎単語が身に付いていない人
・SpeakingやWritingなどアウトプットを求めない人

<アプリの特徴・レベル>
・ハイスピードで単語を処理できる
・暗記できたか自動で振り分けてくれる
・リスニング試験はできない(PRO契約が必要)
・例文は収録されていない(weblio英語例文へのリンクあり)
・25段階のレベル後半は難易度高い(900点取得者でも知らない単語多数)
・mikan TOEICとmikan TOEIC上級は別アプリ(有料)

無料のTOEIC対策アプリを探してmikanにたどり着いた方に、この記事が参考になれば嬉しいです。

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