どんなに勉強してもTOEICスコアが伸びない人は何が悪いの?
スコアアップできない原因と解決策を知りたい
この記事を読めば、こうした疑問を解消することができます。
TOEICのスコアが伸びないのには原因があります。その原因を特定し改善することができれば、目標スコアは達成できます。
この記事を読んで、自分の勉強法やTOEIC対策の何が原因でスコアが伸び悩んでいるか理解し、目標スコア達成に向けて取り組んでみてください。
TOEICスコアが伸び悩む原因① 勉強時間が足りていない・継続できていない
当然TOEICの勉強はしているよ。
という方は、まず1日何時間勉強しているかきちんと記録してみてください。自分が思っているよりも、計測してみると実際の勉強時間が少ないと気づくはず。
まず、100点スコアアップするためには、200~350時間は必要とされています。
毎日3~4時間勉強を続けても、100点アップに3ヶ月かかるの!?
この時間数を見た時、あなたの毎日の勉強時間と、スコアアップに必要な勉強時間のギャップ(差)はありませんでしたか?まず、この差を埋めるために、毎日の勉強時間を増やしましょう。
毎日の勉強時間を増やすためには、やる気は必要ありません。
習慣の力を借りることで、モチベーションに頼らずに毎日勉強を続けることができます。
関連記事 【TOEIC】やる気が出ない・続かないあなたが簡単に継続できる方法
また、忙しくて時間が取れないという方は、スキマ時間の活用がヒントになります。
例えば、朝の電車内で30分、昼休みに30分、営業の外回りの合間に30分、帰りの電車で30分と積み上げることで、2時間勉強時間を確保できます。
家で勉強机に向かう時間を新たに設定するよりも、これまで別のことに使っていた時間をTOEICの勉強に置き換える方が楽です。
例えば、電車の中でスマホゲームをしている時間です。「スタディサプリENGLISH」であれば、スマホでバッチリTOEIC対策ができます。
ふとした時にポケットから取り出したスマホでゲームをするのではなく、スタディサプリのアプリを立ち上げるだけでTOEIC対策ができるのです。
TOEICスコアが伸び悩む原因② TOEIC以外にリソースを割いてる
多趣味の人にありがちなのが、TOEICだけでなく他の資格も同時並行で勉強することです。
TOEICのスコアを上げたいのであれば、リソースは全てTOEICの勉強に費やすべきです。
TOEICスコアは、1日の勉強時間が長いほど、短期間で延びやすいですので、一定の期間に集中的に取り組んだ方が良いです。他の勉強をしたいのであれば、TOEICで目標スコアを達成してから。
・簿記: 1時間
・FP: 1時間
→ トータルで3時間
という勉強を毎日続けていては、TOEICは伸びません。1日3時間TOEICの勉強をすることは、1日1時間を3日続けるよりもずっと効果が高いです。
ビジネスパーソンが幅広い知識を持つことは人材価値を上げることに繋がります。しかし、本気でTOEICを伸ばしたいなら、いますぐ他の勉強は止めた方が良いです。
複数分野で中途半端な知識を持っている人よりも、ひとつの分野でキッチリ結果を出している人の方が市場価値は高いです。
TOEICスコアが伸び悩む原因③ TOEIC教材を使っていない&古い
TOEICの勉強をしているのに、TOEIC以外の教材を使っているというのは、スコアが伸びない人によくある話です。
例えば、英単語対策で有名な「Duo」は、英語学習という視点では間違いなく活用するべき教材です。
しかし、TOEICのスコアアップには遠回りの教材です。TOEICの単語対策なら、TOEICで出題頻度の高い単語帳を使ったほうがスコアアップに直結します。
また、何年も前に買った教材を使っている場合も要注意です。最新のTOEICの傾向を踏まえていない教材を使うと、今では出題頻度の低い問題に時間を費やして時間を無駄にしてしまう可能性もあります。
教材の選ぶ基準ですが、TOEICの過去問は公開されていませんので、今でも現役でTOEICを受け続けて傾向を掴んでいる人の教材を使いましょう。
リスニング対策は海外ドラマだけ。リーディングの長文は洋書の多読だけでOK!?
こういった、自分だけのオリジナルの勉強法で!という考えは捨てましょう。自分のやり方に固執せず、成果を出してきた先人の勉強法や教材を使うことが最短距離で成果を出すヒントです。
関連記事 TOEIC900点を獲得した体験談【受験歴・英語力を公開】
TOEICスコアが伸び悩む原因④ 全パート勉強していない(苦手パート対策)
全パートを勉強せず、自分の苦手パートから目をそらし続けていると、スコアは伸びません。
これは過去の私ですが、スキマ時間に勉強しやすい文法対策(Part5)ばかりしていて、まとまった時間の必要な長文対策から逃げていました。
そうすると、どうしてもスコアの伸びは悪くなります。TOEICはPart1~Part7までの総力戦ですので、捨てて良いパートはありません。苦手なまま残しておくと、必ずスコアが停滞します。
自分の苦手パートがわからない場合は、TOEIC公式認定証の「アビメ」で分析しましょう。すぐに取り出せる場合は、手元に公式認定証を用意してください。
その上で、公式認定証と以下の表現を見比べて、自分の苦手パートを理解しましょう。
苦手パートがわかったら、「Part別対策と解き方」に関する記事を読んで集中的に取り組んでみてください。
TOEICスコアが伸び悩む原因⑤ 勉強法が間違ってる(解くだけではダメ、トレーニングする)
問題集を解いて答え合わせをして、解説を読んで終わりという勉強法では力はつきません。必ず、解いた後にトレーニングをしましょう。
リスニング対策であれば、比較的短い英文のPart1とPart2を使って、「ディクテーション」、長めの英文のPart3とPart4を使って「シャドーイング」がトレーニングになります。
リーディング対策では、Part5、Part6、Part7全てにおいて、「音読」のトレーニングが有効です。
関連記事 【TOEIC Part7対策】リーディング長文読解の音読勉強法 解くコツ
TOEICの問題集では、どうしても設問の解き方に目が行きがちですが、トレーニングで重要なのは「本文」です。徹底的に「本文」を使ってトレーニングすることで、TOEIC特有のパターンが身に付きます。
パターンがわかることで、聞き取れる・早く読めることに繋がり、スコアアップができるのです。
TOEICスコアが伸び悩む原因⑥ TOEIC本番で力を発揮できていない
どれだけ勉強しても、本番で力を出せなければスコアは上がりません。本番で力を発揮するために気を付けたいのが、集中力と時間配分です。
・集中できていない
TOEICは2時間の長丁場の試験です。
人の集中力をずっとキープし続けるのは無理ですので、完全に集中が切れないよう、ハイスコアの人でも様々な工夫をしています。
① 「損切り」を身につける
② 試験当日の英語絶ち
③ 集中力が切れる前に休む
④ ペース配分を理解する
⑤ 昼食は早め&軽めに取る
関連記事 【TOEICは疲れる】試験で最後まで集中力を切らさない5つのコツ
・時間配分が出来ていない
また、時間配分ができていないと、最後まで解き終わることも難しいです。触れた問題全てで正解を目指そうとする完璧主義な方にありがちです。
最後まで解き終わらないと、自分の実力で解ける可能性のあった問題を「塗り絵」(根拠なくマークシートを塗ること)しなくてはいけなくなります。TOEICの最後の設問にも、時間を書けずに正解を選べる問題は残っていますので、塗り絵をするのはモッタイナイです。
関連記事 知らないと損するTOEICパート別時間配分の決定版【脱・塗り絵】
TOEICスコアが伸び悩む原因⑦ スランプ/プラトーの時期
どれだけ勉強をしてもスコアが伸びない時期はあります。スポーツ競技者であれば耳にした経験もある「スランプ」や「プラトー」という時期です。
TOEICで言うと、スランプはスコアが「下がる」状態、プラトーはスコアが「停滞する」状態です。
実際私も、10年ほどTOEICを勉強していますが、スコアが伸び悩んで、時にはスコアダウンしてしまう時期もありました。
気持ちが続かなくなり、TOEICから離れてしまいました。燃え尽きてしまった状態(バーンアウト)です。完全に燃え尽きてしまう前に、スランプ/プラトーから抜け出しましょう。
・気分転換する(思いきって休む、海外ドラマを観たり勉強から離れてみる)
・別の視点を取り入れる(勉強法を変える)
・環境を変えてみる(教材を変える)
私自身もスコアが伸び悩んだ際、燃え尽きてしまい、TOEICの勉強から2年ほど離れました。(2念も離れると英語の勘を取り戻すのが大変ですので、長期間離れるのはおすすめしません)
完全にリフレッシュできたところで新しい教材を使い、これまでの勉強法も見直しました。
結果、2年のブランクがあったにも関わらず、1ヶ月の勉強でTOEIC900点を達成できたのです。
使った教材は「スタディサプリENGLISH」です。詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
まとめ
この記事で紹介したTOEICスコアが伸び悩む人の原因7つを改めて紹介しておきます。
① 勉強時間が足りていない・継続できていない
② TOEIC以外にリソースを割いてる
③ TOEIC教材を使っていない&古い
④ 全パート勉強していない(苦手パート対策)
⑤ 勉強法が間違ってる(解くだけではダメ、トレーニングする)
⑥ TOEIC本番で力を発揮できていない
⑦ スランプ/プラトーの時期
この記事を読んで、TOEICのスコアが伸び悩む原因を理解して、是非目標スコアを達成して欲しいと思います。