TOEICの勉強をどんなに頑張って来ても、試験本番に実力を出すことができなければハイスコアを獲ることはできません。
試験前日、当日の準備をきっちり行い、体調管理、メンタル面を整えることが大切です。
この記事では、サイト管理人がTOEIC900点を獲ったとき、本番前を過ごしているか、当日どのような心構えで試験を受けているか紹介します。
自分に合うもの、参考になるものがあれば、取り入れてみてください。
TOEICテスト前日の過ごし方(持ち物のチェック)
・持ち物のチェック
・早めに寝る
会場までのアクセス(地図)の確認
土地勘のない場所での受験であれば、TOEICテスト前日よりももっと早く、地図等で場所を確認しておいた方が望ましいです。
そして、必ず前日にも会場までのアクセスを確認します。具体的には、
・自宅からの電車やバスのルート、時刻表
・最寄駅の出口やバス停からの道順(ネットやGoogleマップで)
・早めに着く場合は、食事や時間をつぶす場所の確認
・別ルートでの道順やタクシーを捕まえる場所(万が一、人身事故等で電車が止まった場合に備えて)
といったことを確認しています。
サイト管理人は、11時頃に最寄駅に着いて「軽く」食事をして、12時過ぎに試験会場に着くようにスケジューリングすることが多いです。
持ち物のチェック
前日のうちに、TOEICの公式サイトを見ながら、持ち物チェックをします。
2. 証明写真(氏名と受験番号を書いて受験票に貼っておく)
3. 本人確認書類(運転免許証・学生証・社員証・パスポートなど)
※実施団体が認めるものを満たすか、有効期限内かをチェック
4. 筆記用具(HBの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)参考:テスト当日のご案内 | TOEIC Listening & Reading Test
前日までに時間があれば文房具屋などで買って、使い慣れておきましょう。
このほかにサイト管理人の場合は、次の持ち物もセットしておきます。
6. 甘いもの(試験前の糖分補給)※普段から食べ慣れているもの
7. イヤフォン(移動中~試験直前までスマホを使ってリスニング)8. 使い倒した教材 ※直前に復習して不安にならないもの
試験会場に持って行く教材は、十分にトレーニングができているもの、ほぼ完璧にできているものにします。試験会場で参考書を開いて分からない問題ばかりで、不安になることは避けるためです。。
当サイトではサイト管理人がTOEIC900点を達成した時に使用した、スタディサプリEnglishのTOEIC対策コースをオススメしています。
オススメ
早めに夕食&寝る
前日は早めに寝てコンディションを整えた方が良いです。
そして、早めに寝るためには、早めに夕食をとる必要があります。夜6時くらいに食べ始められると良いです。アルコールは控えて、消化の良い食事を選びましょう。
決して、一夜漬けで単語を覚えたり模試を解き始めたりしないようにしましょう。
試験前日はスコアを伸ばす勉強よりも、これまで積み上げてきたものをどうしたら本番で発揮できるかを考えましょう。
TOEICテスト当日の過ごし方・スケジュール(試験開始まで)
TOEIC試験当日、開始までどのように過ごすかをタイムスケジュールで紹介します。
07:30 朝食
08:30 子供と遊ぶ
10:00 家族で自宅出発(移動中の電車内では子供と遊ぶ)
11:00 試験会場最寄駅到着、家族でランチ(軽め)
12:00 家族と分かれて、一人試験会場へ
12:10 試験会場到着、受付とトイレを済ませる
12:15 リスニング(高速再生)&苦手単語の復習
12:35 試験の説明・音テスト開始
試験当日の勉強時間は、朝子供が起きだすまでと、試験会場に着いてから試験開始までの30分~1時間程度でした。
試験当日も、みっちりTOEICのトレーニングを積みたいタイプの方は、起床後、会場への移動中、会場到着後に勉強するのも良いでしょう。
私は、貴重な休日は家族との時間を大切にしたい、できるだけリラックスして過ごしたいということ、前日までにきっちり対策・トレーニングが出来ている自信があったため、試験当日はあまりTOEIC学習に時間を割きませんでした。
試験は120分と長丁場ですので、かなり体力も集中力も必要ですので、できるだけ本番まで温存しておきたかったのもあります。
もちろん、試験直前に英語に耳を鳴らしておくことや、単語の復習をしておくことも大切です。
ただ、自分のスコアは前日までに積み上げてきたトレーニングの量、内容で決まります。
試験当日の勉強は、前日までに積み上げてきたものを呼び起こす、あくまで補助的な位置づけと理解しておきましょう。
オススメ
試験での心構え一覧
自分の実力を発揮するためには、試験中のメンタルコントロールはとても重要です。
音チェック時の座席移動を遠慮しない
試験の開始前に、音チェックの時間がありますが、試験官に申し出ることで座席の移動が可能です。
音が聞き取りづらいという場合はもちろん、机や椅子、隣の受験者など、試験に集中できない可能性がある場合は、手を挙げて遠慮なく試験官に申し出ましょう。
TOEICでは当日欠席者が必ずいますので、空いている席に移動が可能です。
変に遠慮して試験に集中できない環境で試験を受けてしまうと、自分の最大限のパフォーマンスを発揮するのは難しくなります。
あらかじめ、座席移動が可能と知っていれば手を挙げやすいです。
「何かあれば音チェックの時に遠慮なく手を挙げる」という気持ちを持っておきましょう。
序盤で周囲の緊張感に惑わされない
TOEICの試験を受けたことがある場合は感じたことがあると思いますが、試験開始直後は会場内に緊張感があります。
特にリスニングの最初(Part1~Part2)では周囲もやる気に満ちていて、一生懸命マークシートを塗りつぶし、必要以上に早くページをめくる音が聞こえてきます。
実際、選択肢が全て流れ終わる前にマークシートを塗りつぶしている音が聞こえてきたりしますので、正直間違った選択肢を選んでいるな、と感じることもあります。
序盤でわからない問題に出会って、自分だけが出来ていないと感じることもありますが、周囲もそんなに出来ていないので、雰囲気に騙されないようにします。
参考 [TOEIC Part1]写真描写問題の出題パターンと解き方のコツ
参考 [TOEIC Part2]応答問題の出題パターンと解き方のコツ
集中力が切れる前にリセットする
リスニングの長文問題(Part3、Part4)あたり、そしてリーディングの中盤から終盤にかけて、試験会場内に諦めムードが漂ってきます。
ため息が聞こえてきたりと、会場がだらけてくるような雰囲気を感じられます。
人間はどんなに頑張っても、試験中120分間ずっと集中し続けることは難しいです。
集中力が切れそうになったら、一度目を閉じて気持ちをリセットし、試験終了まで、できることをやり切るように自分に言い聞かせましょう。
迷ったら直感を信じる
複数の選択肢で、どれが答えか迷った場合は、直感を信じることにします。
明確な根拠を見つけられない場合は、迷って悩んで選んでも、正解する確率は同じです。
どちらかと言うと、直感で最初に選んだ選択肢が正解する確率の方が高いと感じています。
それなら、自分の直感を信じて次に進み、自分の力で根拠を持って解ける問題に進んだ方が良いです。
わからない問題を捨てる
どう考えてもわからない問題に出会った場合は、適当にマークシートを塗りつぶして、次の問題に進んだ方が良いです。
リーディング問題の最後(Part7)でも、終盤に進むほど(読む長文が複数ある設問の方が)難しいと思われがちですが、実は最後に簡単な問題が並んでいることもあります。
最後の問題まで進むことができると、自分に解ける問題に出会うことができますが、わからない問題に時間をかけていると、本来は解ける問題に出会わずに試験が終了してしまう可能性があります。
次に進む場合でも、マークシートのずれを防ぐために、必ずマークは塗っておきましょう。
塗り絵する
最後まで解き終わらない場合に、問題を一切見ずにマークシートを塗りつぶすことをTOEIC用語で「塗り絵」と言います。
TOEICでは、
・マークシートを塗らないこと
・間違った選択肢を塗ること
は同じで、間違った選択肢を塗っても減点されません。
マークシートを塗っておけば、正解する確率が少しでもありますので、試験終了数分前になって、最後まで終わりそうにない場合は、「塗り絵」も考えましょう。
参考 [TOEIC Part7]リーディング長文読解対策のパターン・勉強法
最後まで粘る、塗り絵しても根拠を探す
塗り絵をした後でも諦めずに、選択肢が正解かどうか長文から根拠を探すようにします。
実際、サイト管理人がTOEIC900点を獲ったときも最後まで解き終わらないと思って不本意ながら一旦塗り絵をしました。
それでも、試験終了の合図まで、長文を読み込んで根拠がないか確認したところ、「塗り絵」をしたものが間違いであることがわかり、ケシゴムで消してマークし直したところで試験終了となりました。
塗り絵をした後でも、諦めずに1問でも根拠を以て答えを選べるように粘ることで、5~10点と差がつきます。
まとめ
今回は、TOEIC試験を受ける方向けに、前日と当日の過ごし方や準備の内容、試験中の心構えについて紹介しました。
どれだけスコアを獲れるかは、前日までにどれだけ勉強、トレーニングをしてきたかで決まります。
ただ、身につけた力を実際の試験で発揮するためには、体調を整えて通常のメンタルで受験できるように準備することも大切です。
TOEIC試験の前日~当日と充実した時間を過ごし、是非ハイスコア取得を目指しましょう。
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