TOEICの勉強をしないで試験1週間前になってしまったorz
直前でも何とかする対策が知りたい
この記事を読めば、こういった悩みを解消することができます。
TOEICスコアは、決して一朝一夕では上がりません。
しかし、それまで全く勉強していなかった人でも、TOEIC直前1週間前からでも悪あがきをすれば、「何とかなる」場合もあります。
TOEIC試験1週間前の教材選び(1つに絞る)
まず始めにすることは、TOEIC教材を選ぶことです。というより、1週間でどれだけ対策できるかは、どの教材を選ぶかで決まってしまうくらい重要です。
1週間前からいくつも手を出すと消化不良に終わりますので、教材は1つに絞りましょう。
時間のない中で教材選びを間違えたり、教材に迷っているとタイムロスが生まれ、何もできずに試験を迎えることになってしまうので注意です。
どうすれば良いかわからない方は、スコアを出している人が使った教材を選べばOKです。サクッと選んで勉強に時間をかけましょう。
ちなみに、私がTOEIC900点を達成したときに使用した教材は「スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース」です。
この教材の無料期間は7日間ですので、直前対策で使うにはちょうど良いです。
ただ、TOEICスコアを上げたいのであれば、是非そのまま継続して使用して、次のTOEIC試験で結果を出して欲しいです。1ヶ月間使い倒せば、スコアアップできる可能性が高いです。
毎日の勉強スケジュール(TOEIC1週間前から)
教材を選んだら、TOEIC試験日までのスケジュールを考えましょう。
毎日何時間勉強できるか次第ですが、例として「毎日2時間」勉強できる場合を考えてみます。
リーディング:30分
単語:30分
という1日のスケジュールが良いです。
どの勉強でも、毎日続けることで少しずつ力がつきます。
逆に、1日でもブランクができてしまうと、力が落ちますので、必ず毎日リスニング、リーディング、単語の勉強をしましょう。
2日目:Part2(リスニング)・Part5(リーディング)
3日目:Part3(リスニング)・Part6(リーディング)
4日目:Part3(リスニング)・Part7(リーディング)
5日目:Part4(リスニング)・Part7(リーディング)
6日目:Part4(リスニング)・Part7(リーディング)
7日目:苦手Part対策・全体復習
全体を把握するため、一週間後のTOEIC試験までに、全てのパートに触れておくことが目標です。
そもそも、1週間で各Partを完璧にすることは無理ですので、終わらなくてもどんどん上記スケジュール通りに進めていきましょう。
TOEIC1週間前の直前対策① TOEICの全体像とPartごとのパターン・解き方を知る
まず、TOEICの全体像を把握しておきましょう。
そして、Partごとのパターンと設問の解き方をざっくり頭に入れましょう。
全くTOEICの内容を知らない状態で試験に臨んでしまうと
こんな問題形式知らない!?どうやって解くの?
というパニック状態になってしまい、実力を出せなくなってしまいます。
大学受験後間もないなど、英語学習の貯金がある方は、TOEICの形式に慣れるだけで、高いスコアが取れる可能性があります。
各Partの特徴やパターン、解き方については、「TOEIC900点獲得したのでPart別対策と解き方のコツまとめ【全パート】」で紹介しています。
TOEIC1週間前の直前対策② TOEICリスニング対策
TOEIC対策で、リスニングかリーディングどちらか1つを選ぶなら、リスニング対策に力を入れましょう。
リーディングよりもリスニングの方がスコアが上がりやすいからです(平均点も50高い)。
リスニングが簡単というわけではありません。むしろ、TOEICのリスニングスピードに慣れていないと、全く歯が立たない可能性も。
それでも、Part1とPart2の音声を使って、ディクテーションのトレーニングを積むと、英語特有の音の繋がりや消失に慣れることができます。
ディクテーションを難しく感じさせてしまうのは、紙とペンを用意して、何度も繰り返し再生できる音声素材を用意しないといけないことです。
私自身も面倒でディクテーショントレーニングを避けていましたが、「スタディサプリENGLISH」を使うことで、スマホだけでトレーニングができるようになり、TOEICのリスニングスコアも480点(495点満点)になりました。
TOEIC1週間前の直前対策③ リーディング対策
1週間だけの直前対策なら、リーディング対策は重要度は下がります。
理由としては、まず大学受験で文法、長文読解に対して免疫があるので、ひどい点数にはなりにくいから。
次に、TOEICリーディングに求められる速読力は、1週間の勉強で向上させるのは難しいからです。
そのため、リーディング対策においては
Part5
TOEIC特有&頻出の文法・語彙問題だけさらっと対策する。(文法の総復習はやってる時間がない)※Part5の4割は語彙(単語)の問題です
Part6、Part7
TOEICの形式に慣れる
ということが1週間の目標になります。
それぞれのPartの特徴、解き方のコツについては、次の記事で紹介しています。
関連記事 TOEIC900点獲得したのでPart別対策と解き方のコツまとめ【全パート】
TOEIC1週間前の直前対策④ 単語対策
1週間の期間でどれだけ力を入れるか悩ましいのが、単語対策です。
期間が1か月あれば、単語対策は徹底的にやるのですが、今回の対策は1週間です。短期間でTOEICに使えるレベルまで覚えられない可能性が高いからです。
TOEICに使えるレベルは、単語を見て一瞬でに意味を思い出せる状態です。
この単語の意味は、、、えーと。何だったかな。うーん・・・(10秒後)・・・あ、思い出した!
というレベルでは、時間との勝負のTOEICでは使い物になりません。
正直、全く知らない単語を1週間でこのレベルまで持っていくには、リスニング、リーディングも並行してやるには時間が足りません。
したがってTOEIC単語帳一冊まるまる取り組むより、かなり絞ってやりましょう。具体的には、目標スコアレベルの単語だけを覚えるようにします。
目標が600点であれば、TOEIC単語の基本的なものだけに絞ります。
「スタディサプリENGLISH」であれば、スコアレベル別に単語が区切られていますので、対象の単語だけに限定して覚えればOKです。
TOEIC1週間前の直前対策⑤ わかる問題に注力(時間管理)
ここからは、勉強法ではなく当日の試験の対策です。
TOEICで重要なのは、時間管理です。普通に解いていては、難しい問題で時間を取られて、あっという間に試験時間終了です。
わからない問題を捨てることで、TOEICの最後まで解ききることができ、結果自分の実力で解ける問題で正解できる=スコアが上がることになります。
最後まで設問を解き終わらせたいのであれば、次の表の通りに時間配分することになります。
パート | 時間配分 | 問題数 | 1問あたりの秒数 |
Part5 | 10分 | 30問 | 20秒 |
Part6 | 10分 | 16問 | 40秒弱 |
Part7 | 55分 | 54問 | 60秒 |
詳しい時間管理については「知らないと損するTOEICパート別時間配分の決定版【脱・塗り絵】」の記事で詳しく紹介しています。
TOEIC1週間前の直前対策⑥ 集中力の保ち方を知る
TOEICは2時間の試験で、集中力を保ち続けるのは無理です。特に、勉強から離れているビジネスパーソンは、15分くらいが集中の限界ではないでしょうか。
ハイスコアを取得している人でも、何の対策もせずに、ずっと集中し続けることはできません。試験中に様々な工夫をして、何とか最後まで集中を保っています。
① 「損切り」を身につける
② 試験当日の英語絶ち
③ 集中力が切れる前に休む
④ ペース配分を理解する
⑤ 昼食は早め&軽めに取る
上に挙げた5つの方法の詳細は「【TOEICは疲れる】試験で最後まで集中力を切らさない5つのコツ」の記事で紹介しています。
TOEIC1週間前の直前対策⑦ 持ち物、当日の準備物確認
初めてTOEICを受験する場合は、必ず当日の準備を早めにしておきましょう。
1週間前であれば、すでに受験票は届いているはずです。万が一、受験票が届いていないのであれば、試験運営元に連絡しましょう。
また、TOEIC試験前日と当日の準備に関しては、「これで差がつく!TOEIC本番前の準備・心構え・過ごし方」の記事を参考にしてください。
まとめ
今回は、TOEIC試験1週間前からの対策として、7つ紹介しました。
改めてまとめておくと、
② TOEICリスニング対策
③ リーディング対策
④ 単語対策
⑤ わかる問題に注力(時間管理)
⑥ 集中力の保ち方を知る
⑦ 持ち物、当日の準備物確認
TOEIC試験1週間前の時点で、全く勉強していない場合でも、諦めずに最後の悪あがきをしてみてください。全く事前に勉強しないより、きっと良い結果となるはずです。